夢の間アシストのいろは 対鳴き手編

今回は鳴き手アシストについてまるっと解説していきたいと思います。
対リーチ編も併せてどうぞ。


役満縛りのアシストと一口に言っても、実際は
他家にとって価値のある牌を残していく備えのフェーズ
スタンプの読解、返答
アシストフェーズ
と3つの要素が有り、どれも重要です。


他家にとって価値のある牌を残していく備えのフェーズ

リーチやスタンプが来てアシストすることになった時のために、事前にアシスト牌をより多くの種類残しておくことが望ましいです。
夢の間の打ち方「手作り、牌の残し方編」では実際どう打てばいいか書かれています。

2~8p→57s→緑数牌→タンヤオ牌ドラ→3枚ヤオチュー牌の2枚→2枚ヤオチュー牌の1枚→1枚ヤオチュー牌のように切れば他家利となります。こうすることで、より多くの種類のヤオチュー牌を残すことが出来ます。また、他家の緑一色狙いに対応し易くなります。厳密にはタンヤオ牌ドラはもう少し優先して残した方が良いですが、出来る人だけで良いです。

アシスト牌の種類を最大にすることで、他家が最も役満を出し易くなります。自分の役満を優先するか、他家へのアシスト牌残しを優先するかですが、自分が二向聴以前の場合はまだ役満が遠い状態なので、他家利を優先してください。自分がツモスー以外の一向聴以下(鳴き手の場合は3対子2浮き等)、ツモスー聴牌の場合は自己都合で良いです。

中にはアシスト優先で1枚持ちのヤオチュー牌を切らない人もいますが、一向聴時は自分が役満に非常に近くなっているので、一向聴を崩してアシスト牌を残すよりは、しっかり一向聴を取りましょう。

アシスト牌残しが効果的になってくるのは、他家が鳴き手を狙っている時です。もし他家が狙っている鳴き役満の、自分が1枚持ちの牌を先に切ってネックになれば、和了率がガクッと落ちます。なので、鳴き役満狙いには他2人の抑えが重要です。非ヤオチュー系役満である、緑一色、チントイも鳴き手なので、連携が求められます。そういった場合は緑一色狙い側は一向聴時にスタンプでアピールして緑数牌を抑えてもらう、他家は緑数牌を抑えてヤオチュー牌を切り崩しながら進めるといったことをしないと、お互いの手を弱め合う損な展開となります。
緑一色の記事では、非ヤオチュー系役満狙いがいるときの打ち方が書いてあります。


スタンプの読解、返答

夢の間スタンプ一覧では夢の間で使われているスタンプを殆どカバーしているので、参考にしてください。以下はアシスト時に最低限覚えていて欲しいスタンプです。


アシストスタンプ。門前聴牌でもプラス系のスタンプが使われますが、リーチが入らない場合は殆どが鳴き役満です。




聴牌スタンプ。スタンプが出ない場合は基本的にノーテンと見做してアシストします。




単騎スタンプ。単騎スタンプが出た牌はその牌が手出しされない場合は聴牌時の当たり牌となります。単騎スタンプが出なかったスルー牌は基本的には当たり牌では無いと見做してアシストするのが良いです。



海底アシストのWスタンプ。海底条件の場合は差し込みを海底で行う必要があるので、覚えておくべきスタンプです。アシストスタンプ+プラススタンプの数えスタンプもあるので注意してください。
海底条件の聴牌時にもマイナススタンプが出てくるので、合わせて二度海底条件かどうか知らせるスタンプが出るので、しっかり読み取りましょう。







こちらは自分で出す返答スタンプ2種です。







主に単騎スタンプが出た時にその牌を持っているか持っていないかの返答で出すYESとNOスタンプです。


アシストフェーズ

鳴き手アシストのフロー
→アシストスタンプor海底アシストスタンプ→アシスト開始
→鳴き候補牌を切りながらどの役満を狙っているかを絞り込む
→単騎スタンプが出たら返答スタンプで自分が所持してるか否かを知らせる
→聴牌スタンプが出たら差し込む、海底手聴牌スタンプなら海底を調整して所持者が差し込む

自分に役満手が既に出来ている場合を除き、アシストスタンプが来たらしっかりアシストしましょう。例えば、相手が字一色でアシスト呼び、自分が国士の一向聴としましょう。自分にも十分和了りの目はありますが、役満行けるよとアピールしている人を追い越してまで和了るべきではありません。字一色と清老頭等、要牌が被っていない場合は、アシストもしつつ、自然に自分の役満を狙うのは問題有りません。ポンカスでない国士聴牌が自分に入った場合はリーチで良いです。
自分にも鳴き手の役満手が出来ている場合は、要牌が被っている場合は先行スタンプを出している人を優先します。要牌が被っていない場合は、自分もアシストスタンプを出してアシストを貰いながら、相手のアシストになる牌を切っていきます。

相手の河を見て、ある程度どんな役満狙いか目星を付けてのアシストが求められます。河読みアシストには各役満の特徴を書いてあるので、参考にしてください。字牌だけアシストすればいい場合、数牌だけアシストすればいい場合、字牌と数牌両方アシストする必要がある場合の3パターンあるので、字牌と数牌両方使うパターンにも気を配りましょう。
字牌と数牌両方を使う可能性があるのは主に、小四喜、大三元、数え役満です。中でも混一・混老系の数え役満は確定で字牌と数牌両方を使うので注意してください。聴牌スタンプが出るまで、鳴き候補牌を二人でローラーするのが重要です。
アシストスタンプ後に切られた牌をもう一度切っても基本的に無駄にしかならないので、覚えておいて違う牌を切りましょう。取って置いたら仕掛け者が重ねてシャボ待ち時の当たり牌となることもあります。ただし、小四喜シングルから数牌を対子落とししての字一色小四喜への移行があったり、例外はあります。

アシスト時には、自分が1枚持ち、2枚持ち、3枚持ちの牌の中から切っていくことになります。巡目が余程不足してる場合を除き、2枚持ちの牌から切るのがセオリーです(自視点3見えの2枚持ちは鳴けないので3枚持ちと同等)。2枚持ちの牌はその牌が鳴ける場合は自分しか鳴かせることが出来ず、また単騎スタンプが出た場合に差し込める牌として手元に残る、というメリットがあるからです。大体のケースでは2枚持ちから1枚切る→1枚持ちの牌を切る→3枚持ちから切って単騎スタンプが出るか確かめる、となります。残りアシスト回数が極めて少ない場合は、鳴かれ易い1枚牌から切る場合もあります。
また、3~4枚持ちの牌は鳴けないですが、切ることで情報を落とせます。3枚持ちの牌切りは他家からアシストで切られるのを防いだり、単騎スタンプを貰うことも出来ます。意外と暗刻の牌を切らずに残してしまう人がいますが、仕掛け者が鳴くことの無い他の牌を切るより暗刻を切った方が有利なことは多いです。

場に見えている枚数には注意しましょう。ドラ表示牌に見えている場合と、他家が切っている場合です。ドラ表示牌は鳴かれづらい牌となるので、後回し気味となります。その牌が単騎牌であるときのケアです。単騎スタンプが他の牌に出て、アシスト側の誰かが所持しているならば、鳴けるなら自分しか鳴かせられない牌なので、逆に早めに切った方がいい牌となります。
また、他家が切っている牌は複数枚持ちから切られていることが多いので、あまり鳴かれない牌となります。よって、1枚持ちの牌であれば、場に見えてない牌を優先して切りましょう。

アシスト中に他家から出た牌をポンするか否かの判断を考えます。その牌を鳴き手の人が使える場合は、単騎スタンプが出ないことを確認した後なら鳴いても良いです。稀に字一色(スタンプ有)と清老頭狙い(スタンプ無)という状況もあるので、そういったところまで気を回せると強いです。
それぞれのポンは上手く使えば有利となるので、良く性質を理解しましょう。
上家からポン…残りツモ数を1節約出来るのでし得です。
鳴き手の上家で下家からポン…自分がアシスト回数が欲しい場合は大体した方が得ですが、空振った場合損になることもあります。
アシスト側の上家で下家からポン…アシスト回数が増えるのでおおよそし得です。アシスト回数に余裕があるときはスルーして鳴き手の人にツモをあげた方が良くなります。

差し込みの際は、単騎スタンプが出ていて、その牌が鳴き手の人から切られなかった場合、待ち牌となります。単騎スタンプが出るということは、ほぼ単騎待ちです。単騎スタンプが出ていても、途中で対子を作ってシャボ待ちになることもあるので、その場合は単騎スタンプが出ていない牌も当たり牌となり得ます。単騎スタンプが全く出ていない場合は、アシストが呼ばれてからスルーされた牌は殆ど待ちではありません。それ以外の候補で当たり牌となり得るものを優先しましょう。

海底アシストの場合は、海底まで差し込み牌の保持、北抜きでの海底調整まで出来ると良いです。ただし、海底アシストスタンプが出ていても、昇格して海底前でも和了れるようになっているケースもあります。海底スタンプ後に北抜きが入ったり槓ドラが乗れば役満確定ですし、聴牌時にマイナススタンプが出ていなければ海底で無くとも和了れます。海底数えチャートでは詳しい内容を載せています。


終わりに

ボリュームが大きくなってしまいましたが、どれも重要なことです。
安易に1枚持ちの牌を切らずにアシスト牌の種類を出来るだけ多くすることで他家利になること、
アシストで必要となってくるスタンプ、
実際のアシストでは2枚持ちから切ったり、1枚持ちなら場に見えていないものから切る、といったセオリー等、
是非ともこの記事を何回も読んで習得しましょう。

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