四槓子の作り方

役満縛りにおける四槓子の作り方、及び他家サイドでの考え方を学んでいきましょう。



四槓子を作るのには3つの方法があります

①四暗刻を四槓子に変換する方法
四槓子を最も出し易い方法はスッタンから大明槓をしていくものになります。ただし、スッタンから4つ槓をして作るのは体感50~60%くらいの成功率なので、既に四槓子を出したことがある人はこの不安定な方法で狙わない方が良いでしょう。どうしても出したい人向けです。


牌譜 東3-2
四暗刻ツモからスッタンを作ることも出来ます。

運良くすぐに北をツモることが出来ました。北はツモっても抜けばフリテンとならないので最強の単騎です。

4sを暗槓したところからアシストを呼んで、盤石の和了りとなりました。


②大明槓をしつつ、スッタンの要領で必要な暗刻を増やす方法
暗刻の牌が出たら大明槓しつつ、足りない暗刻を必要数作るだけです。

どれくらいの手から狙っていくかというのがポイントで、
3つの暗刻(or槓子)がある場合は勝負手で、字牌を含むヤオチュー牌を切るに値します。
2つの暗刻(or槓子)と2つの対子がある場合は、少し遠いので、切るとしても19牌だけとして、字牌があまり出て行かないような手から狙いたいです。レア度補正があるので、四槓子狙いであれば多少は粘ることも許されます。


牌譜 東2-1

対面から9pが切られたので大明槓します。ドラ増やしのアシスト槓で、四槓子狙いではまだありません。槓ドラが乗れば、手がある程度入っているだろう対面を含む他家の数え役満を出し易く出来ます。

8sも大明槓し、対面が切った1sに合わせて切り、まだ手を崩しません。

2槓子2対子が出来ました。これはまだ勝負手ではありません。

2槓子1暗刻1対子が出来、押していける手になりました。中を切りましたが、どちらかというと赤5pを切った方が良かったかもしれません。

他家の数え役満のケアをメインで、ドラの赤5pと西を残して北を抜いています。単純に四槓子を狙うだけなら、北を残した方が若干得かもしれません。1ドローより単騎の安定感です。

9mも暗刻になりアシストを呼びます。



牌譜 東1

スッタン一向聴のようないい手から大明槓していけば、かなりのチャンスです。


四槓子完成前に単騎牌をツモってしまい、緊急回避の5s単騎で和了ることが出来ました。


③役満、数え役満を四槓子に昇格させる方法
先ほどまでと違って、役満あるいは数え役満の暗刻を大明槓していき、槓数を伸ばして四槓子を狙うというものです。

コツとしては、
手持ちの暗刻はアシストに支障が無い場合は全部槓、
巡目が許す限り、暗刻のある聴牌時は槓出来るまで聴牌スタンプは出さない
とすると良いです。

例えばこの2暗刻2対子からアシストを呼んだとして、南北を大明槓していけば、たまに三槓子まで行けそうですよね。三槓子まで行けば、四槓子チャンスです。


役満と四槓子の複合を狙うケースですが、手が良ければ良いほど四暗刻系との複合を見てしまう傾向が有り、四槓子が出づらくなっています。
数え役満の場合は槓との親和性が高いため、自然と三槓子まで伸びて四槓子チャンスとなることも見受けられます。


牌譜 東2
9pを引いて清老頭の手が出来ました。

9m暗槓北抜き後、アシストを呼びます。スッタン一向聴だと粘る人が多いですが、いい判断です。

三槓子1ポンの聴牌を入れました。

単騎は9p単と分かっていましたが、四槓子ケアで上家が差し込みを待ってくれています。



牌譜 東2
ドラ暗刻のチントイ手から対面の7sをポン

赤5sを引いて9s槓の海底条件が出来ました。

更に2s引きでチントイ三暗ドラ4で確定数えです。大明槓をすると一旦翻数が落ちるためアシストは呼びません。29sが出た場合、四槓子を見るなら大明槓、安定を取るならスルーして三暗のまま和了りとなります。5sが出た場合は単騎スタンプを付けて見逃しするかを判断します。

実際は7sを加槓後アシストを呼びました。数え含みなので、こういう時にアシストスタンプ4回の四槓子アピールが適していそうです。ちなみにこの場合は三暗がすぐに三槓子に変わるため、翻数が足りなくなることはありません。



四槓子でのスタンプ







出し方は2通り有り、一つは通常のアシストスタンプを使うものです。ただし、稀な役満のため、大明槓を入れている状況であってもなかなか四槓子だと思われづらいです。
なので、万全を期す時や、アシストが滞ると失敗するような状況ではアシストスタンプ4連打という直接的な表現を使いましょう。また、数えと思われていると他家に槓をされ易いので、そういった場合も有効です。


単騎ツモでのフリテンケース
四槓子は完成するまでに沢山自ツモが入るため、聴牌が入る前に単騎をツモってしまうことがしばしば起きます。新たにフリテンで無い単騎をツモってくること自体は難しくありませんが、待ちとしては差し込みづらいものになってしまいます。
単騎の作り直しをしたケースでは、フリテンで無い四槓子の聴牌が入ったら回数スタンプを使って和了りに行きましょう。他家が持っていそうな牌であれば、ローラー差し込みで和了るのは難しくありません。
回数スタンプは同一スタンプを待ちを示す回数分出すスタンプです。使うスタンプはスタンプ構成例を参考にしてください。


四槓子相手のアシスト手順
槓していけば四槓子を作れる場合、既に単騎牌は1つだけです。そのため、アシストサイドの単騎探しは優先度は高くありません。仮に単騎確定していても、ツモってフリテンになってしまうこともあります。

優先順位としては、まず自分が1枚持ちで槓される可能性のある牌から切って行きます。種類としては、中張牌→19牌→字牌とする方が良いです。生牌の中張牌は他家の手作り傾向から槓され易い牌となります。19牌と字牌だと、字牌の方が単騎待ち候補となってい易いため、後回しが良いと思います。
1枚持ちの牌が無くなれば、2~3枚持ちの牌を切ります。これは、もう一人の他家視点の生牌を減らす候補削りと、単騎スタンプをもらいに行く二つの意味があります。仮に単騎が確定していても、ポンでのツモ節約より候補削りの方が遥かに価値があります。何故なら、例えば対子持ちで、四槓子狙い者が持っていないなら、高確率でもう一人のアシスト者の手牌に含まれているからです。


三槓子1ポンの四槓子ケア
いわゆる加槓が入れば四槓子となる状態を考えます。このときは、場に4枚目が切られていなければ、単騎牌の差し込みをギリギリまで待ちます。自分が4枚目を持っている場合は、ちゃんとその4枚目を見せた後に単騎牌を切りましょう。三槓子者も納得して和了れますし、和了りをスルーされることを防ぐことが出来ます。
また、他家が槓を入れていて、自分が三槓入れた場合も四槓子は出来ないので、和了り役の人は注意してください。


他家の槓に被せて槓する是非
他家が1個槓しているだけの場合は、特に気にせず槓して良いでしょう。
他家が一人で2個槓している場合はケースバイケースで、槓しないで欲しい時もあったり、槓ドラを増やして欲しい時もあります。迷ったらしない寄りで良いです。
他家が一人で3個槓している場合は四槓子まであと槓1つであり、既に暗刻が出来ている場合もあるので、基本的に無しです。
また、他家二人が1個ずつ槓している場合は、自分が槓を入れると三槓子が出来なくなるので、それは気を付けて下さい。


終わりに
四槓子が自然に出来るというケースは殆ど無いので、狙っていく必要があります。2暗刻(or槓子)2対子形での粘りだったり、暗刻のある鳴き手の大明槓の意識を上げて行けば、結果は付いてくるでしょう。

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