1-1戦術

まずは1-1戦術の概要を説明します。

自分はアシスト側で、仕掛けが1p、東、南を鳴いていて非聴牌とします。
自分は西と北を1枚ずつ持っています(これを以降西北1-1と呼びます)。
仕掛けは非テンパイなので、西西北か、北北西です。

このときに、残り巡目が許すならば西北1-1をキープします。

このあと自分が西か北をツモった場合、対子になった牌を切れば、鳴かれようが鳴かれまいが手元には単騎牌が残ります。
もう一人のアシスト側が西か北を切った場合も単騎牌が安全に確定します。
仕掛けが西か北をツモった場合は聴牌となり、こちらで北を抜いて西を切れば差し込めます。

このように、相手が限定された単騎のとき、且つ自分の手牌が1-1のときに、単騎牌の2山ケアをしながら安全に単騎牌を差し込めるようにするのが1-1戦術です。

これは小四喜1-1-1です。1-1-1だと最悪自分で3回投げることになるので、1-1よりは遅くまで粘りづらくなります。

からの1-1盤面になりました。更に發を切って説明した1-1キープをします。何気無いシーンですが、これが単騎牌の2山ケアを行っているシーンです。また、強ポジ(仕掛けの下家)なので、より抱えやすい状況になっています。


主に使用可能な相手は小三元と小四喜です。
白發中を1-1-1で持っている場合、三元牌以外の部分から投げていき、先ほどのようにキープすれば、安全に三元単騎牌を残せます。中が鳴かれて、白發を1枚ずつ持っていれば1-1盤面です。
小四喜の場合は1-1-1-1が有り得るんですが、このような手牌になることは稀で、複数枚持ちだったり、どれか欠けてたりするので、せいぜい1-1-1くらいだと思います。
類似局面としては、チンローの1種がスルーされてノースタンプ(単騎の牌では無い)の場合、残りの5種の内4種を鳴いてその中の一つが単騎です。なので、2つ鳴いていて自分の手牌が1-1-1(2/3を鳴き、1/3が単騎)、という盤面になったりします。このようにスタンプが出ないことと、残りの鳴き候補牌との関係で、小四喜や小三元以外の役満にも1-1戦術を活用出来る場合もあります。

ただし、1-1戦術は速度を捨てて単騎差し込みの安定感を取るための方法なので、残り巡目に余裕が無い時は使わない方が良いです。速度的には小四喜なら風牌を切っていった方が早いです。役満縛りは基本的に速度優先です。余裕があって、且つ上の画像のように分かり易い状況でキープするのが良いでしょう。

こちらは単騎スタンプがまだ出ていない、南と西の1-1盤面なのですが、ポンローラーをかけるにはここで切らないといけません。

下家が南か西を切れば安全にローラーは出来ますが、単騎の南の方が下家の手牌だったり、全員の残りツモに居やすいため、このタイミングで南か西を切っていくのが良かったです。粘りすぎた失敗例です。


この1-1戦術は画期的な方法なので、面白いと思ったら使える場面を探してみたら良いと思います。

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