海底数え逆算練習
海底数えアシストの例題を見ていきます。 牌譜 W北2抜いた対面から海底スタンプが出ています。北を2枚抜いた海底数えなので、確実に数牌を2種以上使います。この場合は、19牌を2種使います。海底で無い数えだと字一色ぶっ壊し型も存在しています。 ここはセオリーとして、中の対子から1枚切ります。 中をポン、上家の白をスルー、単騎スタンプ無しの小三元否定です。小三元ならば、ホンロー海底小三がありましたが、これでホンホン役役ドラ4となることが確定します。 北2枚抜きなので同色の19を2種鳴くのが本線です。19pか19sかで言えば枚数上19p鳴きの方が確率が高いです。もう一つは、役牌を2つ、オタ風の西も鳴いて19単騎となるパターンです。 では19から切るか役牌から切るかというところですが、確率的には19から切った方が1/2近いので良いでしょう(役牌は東南發の1/3)。ですが、対面から情報出しで色が絞れる可能性を加味すれば、役牌からで良さそうです。 南が上家に鳴かれ(単騎スタンプが出ないことを確認しての鳴き)、東ポン1pポンが入って、海底手聴牌スタンプが出ての自分のターンです。この場合、どのような聴牌が入っているかを考えてみてください。 ここでは、対子の發を切って単騎スタンプが出るか見ます。ちなみに、海底アシストスタンプ後1回も対面のツモが入って無いので發は100%対子ではありません。 發にスタンプが出なかったので、發単騎否定です。上家から6sが出たので、これを鳴きます。残ツモが6なので、鳴くと自分が海底です。詳しくは 海底数えチャート を見てください。 どうでしょうか、聴牌形は分かりましたか? 99p西西か、999p西か、999p發です。ちゃんと考えれば導き出せます。發が否定されたので、前2つのどちらかです。ということで、どちらにせよ西が確定で当たりとなります。 そこまで読み込んだ上で、9pを切ります。もし槓されれば、嶺上ツモなら13翻となるため、1巡海底前ツモをケア出来ますし、槓ドラをめくれます。 差し込み出来るアピールをしていたので、西単のまま差し込みとなります。西から変化させた場合は白發2択となるので勝率が落ちます。 どうだったでしょうか。数え役満の性質(北2抜きの法則)、翻数逆算(ホンホン役役ドラ4読み)、手牌読み(99p西西or999p西)と、多分に要素が入っていますね...