数えテンプレ集
今回は数え役満についてです。
数え役満の最も基本的な構成は、役牌を3つ、数牌を1つ鳴き、字牌単騎、北抜きは1枚以下、です。
小三元、ドラポン(槓)、ドラ単をメイン火力にして、残りは役牌、北、赤で何とか13翻にします。
小四喜や大三元は数牌を使わなくても良いですが、数え役満は必ず数牌を1種以上使う(大体は鳴く)というのは抑えておくべき事象です。
数え役満作成のハードルとして翻数計算があります。これを簡単にするためにテンプレと呼ばれるタイプ別の簡易計算法を用いるのが良いでしょう。
以下、実例とともに数え役満テンプレを紹介します。
混一混老トイトイ役役小三=10
ホンホントイ小三、【10+3】
ホンホントイ小三は基本値が10翻なので、残りの3翻をクリアすれば13翻になります。計算テンプレとして【10+3】を用います。ドラポンすれば丁度+3翻出来るので、13翻以上確定です。
これはホンホントイ小三で10、役北なので10+2で12翻です。よって海底条件で13翻となります。
ホンホントイ小三は三元牌2つ鳴き、19牌1つ鳴き、三元牌単騎となるところまで決まっているので、フリースペースは1です。風牌の役牌を使う場合はダブ東北で13、ダブ東で12、役北で12、と普通はこのパターンだけです。北2+風の役牌対子だと字一色を作れます。
混一混老トイトイ=6
ホンホントイ、【6+7】
この【6+7】も良く出る数えです。役3ドラ3北なので、基本値の6に7を足して13翻となります。役3ドラ3北と数えるか、發ドラ3を4で捉えて、4(ドラ役牌)+2(南中)+1(北)のように数えるか、どちらでもやり易いやり方で良いです。私は、ドラ役牌を4、ドラ役牌槓を5のように、まとまりとして考えていますね。
混一トイトイ役役小三=8、混老トイトイ役役小三=8
ホントイ小三、【8+5】
混一トイトイ役役小三=8、混老トイトイ役役小三=8
ホントイ小三、【8+5】
基本値の8にドラ槓赤で13です。主に中張牌ドラをポンや槓して作ります。なので、自然とホンホンではなく混一トイトイになります。ドラポン+赤、ドラポン役、ドラポン北等、海底も含めれば作り易くなっています。
基本値の8にドラポン北2の13翻です。この手は北を抜かないで1p北ポンとすれば、ホンホン小三で13翻になります。なので、本来ホンロー小三というものはドラポン北の海底条件になることが殆どです。
混一トイトイ=4、混老トイトイ=4
ホントイ、【4+9】
基本値は4と低いです。ドラ槓で5、役2北2の4で4+9=13翻です。上の手は字牌が4対子単騎無しを北2抜き数牌単にすることで解消している数えです。
テンプレ【4+9】は4の方はおまけで、9翻必要なことがパッと出てくるようにするために使います。例えばドラポン、役3、北1だと7で11翻なので、赤5使い、ダブ東、北複数枚抜き、ドラ槓等、強い要素が無いと海底条件にすらなりません。
ただし、北を複数枚抜いて数えを作る時に、数牌を2種類以上使わない場合は不自然であることに気付きましょう。その場合は字一色も作れるか、北を抜いた後に3対子で役満となっていないかのどちらかです。
ホントイ三色、【6+7】
ホントイの基本値が4、役ドラ6で11翻あります。三色、ドラ東どちらでも2翻追加となり、ぴったり13翻となります。
三色で覚えておくこととして、フリースペースが1なので、役牌は一つしか使えません。なので、【6+7】の7翻作るのは苦労します。例えばドラ役牌ポン、北2だと6翻なので海底条件です。
ホンロートイは19牌を2色以上使う縛りとなり、2色ポンするとすると打点を作るのが難しくなっています。小三が無い場合は、三色ドラ爆か、槓ドラでドラが増強されている場合に見かけます。
ホンロートイは19牌を2色以上使う縛りとなり、2色ポンするとすると打点を作るのが難しくなっています。小三が無い場合は、三色ドラ爆か、槓ドラでドラが増強されている場合に見かけます。
リーチ混一混老三暗トイトイ=10
メンホンホン、【10+3】
リーチ混一三暗トイトイ=8
メンホントイ、【8+5】
リーチ混老三暗トイトイ=7
メンホンロー、【7+6】
メンホンホンは基本値が10なので一発・海底条件程度にはなります。この【10+3】というのがホンホン小三と同じなので、覚えやすい数字の並びとなっています。
ちなみに、ホンホン小三の門前は曲げなくても13翻です。混一トイ小三の場合だとリーチで最低12翻となります。
【8+5】テンプレを使い、ドラ2役北で4、出和了りはどちらでも13翻以上確定です。ツモれば四暗刻で数えとなるため、リーチするタイミングは自由に選べます。
ツモスーは聴牌時でも4枚ツモ条件でとても弱いですが、このように出和了りが効く場合は、大幅に条件緩和となるので手の価値が上がっています。
ホンロー三暗トイトイは自然と作られ易いものの、基本値が7で且つ、19を2色以上使う縛りなので、打点を出しづらくなっています。時々ドラと役牌で条件を満たしているときがあるので、その場合は曲げて出和了りも狙いましょう。
画像は基本値7+ドラ2役北の4で11、高目ドラと一発で13です。数えであることを同卓者にスタンプなりで分かってもらえるなら、高目ドラは出易い牌となります。
リーチ清一=7
メンチン、【7+6】
基本値は7、残りの6に当たるところだけ計算すればいいので、計算自体はそんなに難しくは無いです。画像ではドラ4あるので7+4=11です。769どれでもドラか平和で1翻付くので、一発かツモ条件と分かります。
この6翻作るのはドラに頼っていて、メンチン狙いする場合は、狙い始める時点でドラ3無いと厳しいです。これは更にドラが増えることに期待しているので、ドラ3のまま聴牌すると+3翻する役が必要なので非常に難しくなります。
清一トイトイ=7
チントイ、【7+6】
タンチントイ、【8+5】
チントイの【7+6】はメンチンと同じなので、覚えやすいと思います。
画像はドラ槓か、赤出和了りか海底で13です。チントイは他の鳴き数えと同じくトイツを作るゲームなので、不安定なメンチンと比べ計画的に出来ます。
ただ、ドラポン北の7+4で11しか無いので、ドラを含む4対子あっても簡単に数えに出来るわけではありません。微妙な翻数調整としてタンチントイもよく見かけます。
画像はドラ槓か、赤出和了りか海底で13です。チントイは他の鳴き数えと同じくトイツを作るゲームなので、不安定なメンチンと比べ計画的に出来ます。
ただ、ドラポン北の7+4で11しか無いので、ドラを含む4対子あっても簡単に数えに出来るわけではありません。微妙な翻数調整としてタンチントイもよく見かけます。
終わりに
主に使うテンプレはホンホントイの【10+3】、【6+7】です。まずはホンホン小三、それに慣れたらホンホントイに挑戦してみると良いでしょう。その次は混一トイ小三が難易度的には良いです。
また、リーチ三暗トイトイ系のテンプレも覚えておくと、もしもの時に困らずに済みます。
チンイツは無暗に染めるとゲームを崩壊させるので、技術が上がらない内はなるべく行かない方が無難です。
チンイツは無暗に染めるとゲームを崩壊させるので、技術が上がらない内はなるべく行かない方が無難です。
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